Acidity(酸味特性)について その1
今回はスペシャルティコーヒーとは切っても切り離せないコーヒーの Acidity(酸味特性) についてエルマーズスタッフ同士でディスカッションしました。
お客様との会話でよく耳にすることや、 私たちが伝えたいことについてです。
Kommy (in the PARK バリスタ/略 K) :コーヒーを試飲されている方と会話していると、よく耳にするワードを言われるんですよ。
Zack(C&B バリスタ/略 Z) :どんなワードをよく聞きますか?
K:『酸味が苦手で』 『なるべく酸味が少ないものを』 というワードをよく聞きますね。
Z:たしかに!僕もよくそういう声はよく耳にしますよ。
以前に僕も同じワードを言っていましたし(笑)
特に日本では酸味というネガティブなワードが1人歩きしているなとよく感じるんですよ。
Z:そうですね。僕もこの酸味が最初なんだかわからなくて、ただネガティブなイメージがありました。酸味=ただすっぱい・酸化した味 と思っていたんですよ。
でも
酸味=すっぱい(酸化した味・クオリティの低い酸味) ではなく
酸味(酸味特性)=良質な豆の味
ということを知った時にまた新しい世界感がうまれたんですよ!
K:よくあるパターンですね(笑)
たしかにそれが一般的イメージで、酸化したコーヒーもすっぱいですしクオリティの低い豆の浅煎りの酸味は新鮮でもきつい。
良質な豆が持つ酸味特性 と 酸化した酸味やクオリティの低い酸味 の違いって飲み慣れないとなかなか判断しにくい、ということも誤解の原因でしょうね・・・
私たちは幅広い焙煎度合いのコーヒーを扱っているので、Light Roast のコーヒーは良質な酸味特性があると伝えなければならない。
ただ、良質な酸がどういうものだということも付け加え説明することが大事ですね!
つづく・・・
私たちが取扱う Light Roast のコーヒーは良質な酸味特性があります。
ただ決定的に違うことは
酸味=酸化した味・クオリティの低い豆のすっぱさ
ではなく
酸味(酸味特性)=良質な豆の風味を表す味
ということです。
次回(その2)からは良質な豆の酸味特性についてお話していきます。