グアテマラボーイのコーヒー農園レポート その3
〜 世界屈指の農園 Finca El Injerto 後編 〜
(グアテマラのコーヒーはコチラ⇒ COFFEE BEAN)
昼食を済ませ、遂に農園視察へ!
まずは、almacigo(苗床)から見せてもらうため苗床の責任者ロペスに案内してもらうことに。パカマラ、ゲイシャ、モカ、カトゥーラ、ブルボン等、様々な品種の苗床が丁寧に管理され、どれも健康な状態で惚れ惚れする。日々の仕事の積み重ねの結果なのだろう。
その後は、コーヒー豆の加工場へ。ここからはロドリゴに案内して頂く。
とにかく、加工施設が衛生的かつきちんと管理されている。乾燥用のアフリカンベッドもきちんと整えられていて、毎日2時間毎の温度と湿度のチェックを欠かさない。コーヒー豆のパッキングも農園でしていて、オークション用の豆は真空パックをして品質管理に余念がなく全ての作業工程にこだわりを持っている。
焙煎ルームも完備していて、グアテマラシティにある自社カフェ用の豆はここで焙煎している。いろいろ見せていただいて感動しているうちにもう日が暮れかけている。そろそろ帰らないとまずいが、目的の農場見学もカッピングもまだだ。思い切って頼んでみると、じゃあ明日また来い!とすんなりOKしてもらえた笑
どうやって下山しようか躊躇していると、農園に用事があって来ていた建設関係の人が、丁度下山するということで、トラックを止めて僕を待っていてくれた。麓に到着した時に、そのおじさんに「いくら?」と尋ねると、「何にもいらないよ」と。かっこよすぎる笑、中米の人は本当に優しい。
その日は、麓のホテルに泊まりまた朝に農園視察に行くことにした。翌朝、もはや農園視察定番のトラックの荷台から農園を眺めていると、とにかくコーヒーの木が綺麗で元気だ。かなり丁寧に管理されている様子で、区間ごとにGPSで気候や雨量をチェックしてるという。何よりも、いつまで登るのっていうくらい山を登る笑、大体頂上まで約45分かかった。
エルインヘルト頂上まで from Elmers Green on Vimeo.
1番てっぺんには、ゲイシャが植えられていた。ゲイシャとパカマラのコーヒーチェリーを食べ比べさせてもらうと、チェリー自体の味も違う。これは新しい発見だった。案内してくれたロベルトは、週に3回は頂上に来て、コーヒーの木のチェックをすると言う。視察した時期は5月なので、そこまで忙しくない時期だか、11月から4月の収穫時期は本当に忙しいらしく、休みがほとんどないと言っていた。
農園視察後、楽しみにしていたカッピングをすることになった。用意してくれたのは、6種類。ブルボン、レッドカツアイ、パカマラ、ナティボ(色々な品種のMIX)、ゲイシャ、ブルボンナチュラル。
カッピングするとどれも本当にレベルが高い。パカマラとゲイシャは圧巻のクオリティ。ブルボンも綺麗でバランスの取れた味で、徹底された丁寧な農園の管理がこの味を生んでいることに感動した。
カッピング後、またまた昼食をご馳走になり、至れり尽くせりの2日間の農園視察が無事終了した。
世界屈指のコーヒー農園、エルインヘルト農園はコーヒー豆の品質へのこだわりが、どこよりも強い農園だと感じた。
Saludos
Guatemala Boy