コーヒーとプラスチックのこれから

2019年3月06日

コーヒーとプラスチックのこれから

2月13日
 
京都のパタゴニアで、コーヒーとプラスチックについて(WEEKENDERS COFFEE 主催)のワークショップがありました。
 
コーヒーショップで働いてる私たちや、コーヒーを買ってくださる皆さんにも避けようのない問題が沢山あって、少しここで共有させていただき、みんなで意識改善を出来ればと思いました。
 
現在、世界で利用されているプラスチックの廃棄は大きな問題となっています。
 
ゴミはゴミ箱に入れることが当たり前とされる日本では、プラスチックゴミが海に流れ着くことを想像するのは難しいかもしれません。
 
しかし、海洋をただようプラスチックのほとんどは陸地から下水道や河川、風、嵐によって最終的に海に流れていきます。
 
1950年代から世界で生産されたプラスチックは全部で83億トン。海に流れ込むプラスチックゴミは年間最大1270万トンです。
 
そして海に流れたプラスチックごみは、長い時間をかけて紫外線や波の力によって小さく分解されます。プラスチック製の食器が分解されるまでは100年以上かかり、ペットボトルに至っては約450年もかかります。
ですが、プラスチック製品の中には分解されずに永遠に残るものも大量にあります。
 
これだけのプラスチックを大量に生産し、
リサイクルだけで済ませるのはもう望ましくない状況になっていて、
海に流れ込んだプラスチックごみは海の生物たちの命を危険にさらしているだけではなく、人間にも害をおよぼしています。
 
小さく分解された目に見えないプラスチックごみのことを「マイクロプラスチック」と呼びます。
 
問題なのは、マイクロプラスチックが有害な物質を吸着しやすいことです。
 
海に注がれた有害な化学物質をマイクロプラスチックが吸着し、それを海の生き物たちが誤飲すれば、やがて食物連鎖を経てわたしたち人間の体にも有害物質を吸着したマイクロプラスチックが入り込むことになります。
 
ちなみに東京湾のイワシの8割、琵琶湖の魚の4割、牡蠣やホタテ、食塩のほとんどからプラスチックが検出されているそうです。
普段それを口にしていると考えるとゾッとしてしまいます。
 
ここで解決策として、
マイボトルを持ち歩いて、ペットボトルを購入しないとか、コーヒーショップやコンビニでコーヒーを買うときに蓋やストローを使用しないと言ったreduce(ゴミ自体を減らす)、
マイタンブラーやお弁当箱など、何回も使用出来るものを使うreuse(再使用する)
などで、一人一人の環境問題への意識に繋がっていくと思います。
このreduceの動きをスターバックスやマクドナルドなどが声を上げており、欧米諸国を中心に環境への意識問題が強くなってきていますが、日本はその波に乗れていないのが現状です。
 
日本では、紙コップに入った無料の水やレジで貰えるビニール袋など、利用客の便利さを最優先にしたサービスが多い。
 
スーパーのお惣菜やコンビニの弁当、当然のように付いてくるおしぼりなど、
それはおもてなしだと言うかも知れませんが、真のおもてなしとは店だけがきめ細やかなサービスを提供することではなく、店とお客様とのコミュニケーションや相互理解に基づいた販売・消費活動全体がおもてなしだと思うのです。
 
 
エルマーズグリーンやエンバンクメントコーヒーのスタッフ間でも、この問題について話し合いました。
減らせるものを減らしながらも、今まで通り気持ちよくお店を利用してもらいたいと解決策を色々思案中です。
 
この記事が、少しでも環境を意識してもらえるきっかけになれば嬉しいです。
 
一緒にマイタンブラーから始めてみませんか?
 
エルマーズグリーン
伊藤悌介